2004年04月18日

慣用読みを考える

薬学部の学生だったころ、薬理学の授業で「口腔錠」なる言葉に出会った。これは、口の中の粘膜を長時間にわたり保護・修復する薬なのだが、問題なのはその読み方である。最初「こうくうじょう」と聞いたときはとても違和感を感じた。どう読んでも「こうこうじょう」だと思ったからである。実際に「口腔」の正式な読み方は「こうこう」である。ところが、医学では慣用読みで「こうくう」と云うらしいのだ。ほかにも、薬用植物学の課題で「さくよう」がある。これは「腊葉」と書き、本来の正しい読み方は「せきよう」だ。因みに、腊葉とは、圧して乾かした草花の標本のことで、簡単に云えば押し花・押し葉のことである。このように、誤った読み方がそのまま世間一般に広がると、慣用読みとして認知されてしまうことが間々ある。

よく知られている言葉では、たとえば「消耗」や「輸出」など。普通に読めば「しょうもう」、「ゆしゅつ」だろう。しかし、それらは慣用読みであり、正式な読み方はそれぞれ「しょうこう」、「しゅしゅつ」となる。正式に読んだほうが多分意味が通じなくなってしまうだろう。

このように、間違ったことでも世間一般でそれが正しいと認知されてしまえば、正しいことになってしまうのだなと思ったり。

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2004年01月01日

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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2003年12月09日

新しいもの

帰宅途中の電車で、40~50代ぐらいのサラリーマン風の男性二人が、電車の中吊り広告に載っていたソニーのPSXを見て、何やら驚いていた。

「ハードディスク250ギガだってよ。今のパソコンはすごいなぁ。」
「これ、パソコンじゃないみたいだよ。…DVD? DVDプレイヤー?」
「何だ、プレイステーションもできるってよ。ゲームもできるのか。」
「なんだかよくわからんなぁ。」

新聞なんかでも結構報道されているPSXでさえ、広く理解されるのは難しいようだ。PSXのことを、新しいゲーム機だと認識している人も多いらしい。新しいものを創造して、それを世に知らしめるというのは並大抵のことではないのだろう。

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2003年12月02日

したり

「したり」という言葉がある。

先日、ある小説を読んでいたところ、「これはしたり」と出てきた。時々聞く言葉だが、どういうわけか妙な違和感を感じた。前々から思っていたのだが、どんなときにでも使えそうで、実際には使うのが難しい。

そこで、広辞苑で調べてみたところ、

1. うまくことが運んだ時に言う語。うまくやった。でかした。
2. 失敗した時に言う語。しまった。やりそこなった。

と出ていた。これで、これまでの違和感の原因がはっきりした。正反対の状況についてどちらでも使えるからだ。本当に言葉とは興味深い。

そういえば、「どうも」なんてのもいつでも使える言葉だね。節操がなくて面白い。

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2003年01月12日

店員の対応

私は時々、電子機器を購入の際の店員の対応にうんざりすることがある。次に述べることはこれまでに経験した本当の話だ。

以前、秋葉原で妻が使うためのノートPCを買ったことがある。当時、ノートPCの液晶ディスプレイは、TFT(Thin Film Transistor)やDSTN(Dual Scan Super Twisted Nematic)が主流であった。DSTNに比べて、TFTの方が表示の反応が速い半面、値は張ったが、ずっと使っていくのであれば、液晶ディスプレイの見易さは非常に重要な要素であったので、購入するときは絶対にTFTにすると決めていた。

いくつかの店を回った後、購入する店を決め、早速、目当てのノートPCを買いたいと申し出た。担当したのは若い店員二人だったのを覚えている。ふと、そのノートPCの値段の書かれた張り紙を見ると、DSTN液晶だと書かれているではないか。そこで、この二人の店員に尋ねてみた。

「この張り紙にはDSTNと書かれていますが、正しくはTFTですよね?」

店員 「いえ、DSTNです。」

「でも、(購入予定のノートPCの型番を指して)この型番のこの記号の意味はTFTを意味して、(DSTN搭載の別のノートPCの型番を指して)この記号がDSTNを意味しますよね。」

店員 (もう一人の店員とごにょごにょ話してから)「えと、それはただの記号で意味はありません。」

(おいおい、それはないだろと思い、この店で買うのやめようかと考え始め)「DSTNであれば買いません。」

店員 (ちょっと慌てて)「レジ打ったからもうダメです。」

(まだ、受け取ってもいないのだけど…と思いつつも、仕方なくノートPCのパンフレットを取り出して)「このノートPCのパンフレットにははっきりとTFTだと書かれていますよ。」

店員 (しばらく悩んでから)「ちょっと待ってください。」(ここで、小太りの店長(?)が登場)

(店長らしき店員にノートPCの張り紙を指して)「ここに書かれているDSTNって、TFTの間違いなんじゃないんですか。」

店長 (悪びれもせず)「上にある張り紙見て書いたら、そのまま間違えて書いちゃったんですね。ははは。」

店員一同 「ははははは。」

結局、「すみません」の一言もなし。よっぽど他の店に行こうかと思ったのだが、一緒にいた妻はこれ以上別のところに行きたくないようであったし、時間も遅く、こちらも疲れていたのでそのまま購入。二度とこの店では買わないことにしたのは言うまでもない。え? こんな店では自分も買いたくないから店の名前を教えてくれ? ご安心を。しばらくして、巨額の赤字を出した上に、この店はつぶれました。当然ですね。まあ、正確には親会社が倒産して、この店は別の会社が運営することになったのですが。

次に、別の店でのこと。

外出していたときに、ふと、ノートPC用のLANカードが欲しくなり、近くの量販店に入って買うことに。しかし、使用しているノートPCのPCカードの規格(確かCardBusかどうかについて)がうろ覚えだったので、ノートPCの型番を店員に告げて、購入予定のLANカードに使えるかどうか訊いたところ、問題ないとの返事だったので購入した。

ところが、ノートPCに取り付けようとしたところ、使えない。マニュアルを見てみると対応していない規格であることが判明。すぐに、購入した店に行き、文句を言ったところ、別のLANカードと交換してくれた。もちろん、差額も受け取った。まあ、このときは店の人が自らの非を認めた上で、とても申し訳なさそうに謝っていたので、それほど腹も立たずにすんだが。

何にせよ、電子機器を購入するとき、店員の知識は本当に当てにならないので(もちろんすべての店員とは言わないが)、購入する際は、前もって自分で調べておくことを強くお薦めする。

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2002年08月29日

奇妙な写真

確かに奇妙なのだ。これは確か…、そう、私が幼い時に感じたものとそっくりだ。本棚の上に置いてあった顔の見えない人形、洋間に掛けてあった青い目をした白い顔の女の人の絵…。それらと共通のものを感じる。

インターネットの世界を渡り歩いていると、たまにそんなものと巡り合うことがある。別に自ら望んで出会うわけではない。ただの偶然だ。

もし、あなたが幼い頃に感じた恐怖に打ち勝つ自信がなければ引き返したほうがいい。今からでも遅くはない、引き返そう。それでも、行くと言うなら止めはしない。止めはしないが、どうなっても責任は取らない。

あなたが感じる恐怖は、この『奇妙な写真』にある。しかし、もう一度、言っておく。やめたほうがいい。本当に。

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2001年06月30日

海外出張

ここのところ忙しくて、なかなか随想録の更新ができないでいた。まあ、1ヶ月間もなしのつぶてと言うのもサボりすぎであろうし、久々に更新をすることにした。

実は既に1ヶ月を経過するのだが、5月の終わりから6月の初めにかけて、ヨーロッパへの出張があった。訪れた国はオーストリアとスウェーデンである。仕事先は、それぞれの首都、ウィーンとストックホルムである。

最初は、オーストリアのウィーンについて。この街は、非常に美しいところであった。街並みが統一されている。ウィーンの中心地は、たくさんの店が並んでいるのだが、ファッションなどの専門店が多い。日本でいうところの、銀座のような街なのであろうか。道を歩く女性たちも、モデルのような美人が多かった。ウィーンには3日間いたのだが、3日目に時間を取ることができたので、ウィーン大学まで足を伸ばしてみた。泊まっていたホテルから歩いて30~40分ほどであろうか。ただ、かなり道に迷ったので、数時間も歩きっぱなしであった。中に入ってみると、中庭に緑があり美しく、ゆったりとした雰囲気がある。ここでなら、雑念にとらわれずに研究ができるのではないかと思える。

さて、次に訪れたところは、スウェーデンのストックホルムである。ここはノーベル賞で有名なところだ。ノーベル賞を扱った博物館もあって、なかなか面白かった。しかし、この国に入るまでが大変だったのだ。空港の入国手続きで、不審人物にでも思われたのか、根掘り葉掘りいろいろな質問をされた。どこの誰に会うのか、目的は何か、勤めている場所は、上司は誰か、名刺をよこせ、論文を見せろ、等々。まあ、こちらも、目的や行く場所をちゃんと上司から聞いていなかったのもいけなかったかもしれない。「誰に会うのか」「知らない」「目的は何か」「わからない」これじゃ、不審に思われるのはあたりまえか。

まあ、仕事は強行軍であったが、その土地の風土に触れるのは楽しかった。今度は観光で行きたいものだ。

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2001年04月16日

たんぼ作り

昨日、妻の祖父が管理しているという土地に、広さ8畳ほどの小さなたんぼを作るというので、手伝いに行った。その土地には、いろいろな草木が植わっており、石楠花や椿、水仙などの花々が美しく咲いているところであった。

たんぼを作る場所は、その土地の端にあり、既に水道と電気は敷かれてあった。作り方としては、まずはたんぼを作る分だけの穴を掘り、水が漏れないようにスレート状のコンクリートブロックを敷き詰める。そこに、養分のある土を入れ、水を流し込むそうだ。

手伝いに行った時には、既に穴は掘られており、一部ブロックが敷かれていた。私がしたことはブロック運びと、土を盛ることで、2~3時間の作業であったが、なかなか疲れた。普段は頭脳労働ばかりで、体を動かすことが少ないのだが、たまに肉体労働をして、汗をかくのも気分が良い。

ところで、田植えのための苗がまだ育っていないそうだ。種籾を苗床に蒔いたのだが、まだ芽が出ていないとのこと。5月に田植えの予定だが、はたして間に合うのだろうか。

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2001年03月31日

電話会社の対応は?

最近、引っ越しによる電話線確認やら、携帯電話の購入やらで、電話会社の社員と話をする機会が多かったのだが、彼らの対応には疑問をもたざるを得なかった。

まずは、一般電話会社の話。

先日、電話線確認に電話会社の技術者が来た。まあ、電話線の確認はものの数分で終わったのだが、問題はその後である。5月から始まるマイラインの登録を薦められたのだ。それ自体は別に問題ではないし、今日来た人には、朝の寒い時間に待たせてしまった負い目もあったので、すんなりとそれを申し込むつもりでいた。それでも、簡単に説明を聞いてからと思い、マイラインとマイライン・プラスの違いを聞いてみたところ、その人いわく、

「同じものです」

オイオイ、それはないだろと思ったが、これについては受け流し、「マイラインに申し込んでも、電話番号の先頭に別会社の番号を付けて電話をすれば、別会社も利用できるんですよね」と尋ねたところ、

「できません」

オイオイオイ、それはマイライン・プラスでしょと内心思いながらも忍耐強く、ほかにもいろいろ聞いてみた。そうしたら、800円の登録料がかかるのは5月からだとか(正しくは11月)、テレホーダイについて訊いているのにテレジョーズの説明をされたりとか、散々であった。そういえば、同じ系列の別会社のマイラインの申し込みを薦めたりしていたのだが、これは問題ないのだろうか。

結局、小一時間も話し込んでしまった。帰り際に、「インターネットとかやっている人の中には、私より詳しい人がいて大変なんですよ」なんて言っていた。それはあなたが知らな過ぎるだけでしょ、とはさすがに言わなかったが。いくら、営業ではないといっても、自分の会社のサービスぐらいは簡単に説明できるぐらいの知識はつけて欲しいものだ。ウェブで10分も調べれば得られる知識なのに。

次に、携帯電話会社の話。

最近、携帯電話かPHSが欲しくなり、少しばかりその手の情報を集めて、幾つかの店を見て回っていた。そして地元の直営店に行ったときのことである。妻と一緒にいろいろな機種を眺めていると、若い店員が、これが今一番新しい機種ですよと言ってきたので確認したところ、去年の11月に出た機種であった。もうその後継機種が出ているというのに一番新しいって…。そこで、その後継機種の型番を言って値段を訊いてみると、「まだ出ていません」。それは、2月に出ているって。次に、どこよりも安くすると言うので値段を聞いたら12800円だった。秋葉原では9800円で売っていたのになぁ。すぐに、その場を立ち去ったのは言うまでもない。

このように、電話を買うときはちゃんと情報を入手しておくことが肝心である。電話に限った話ではないけどね。

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2001年01月28日

私は首都圏に住んでいるが、数年ぶりにまとまった大雪が降った。この雪で、数百人の負傷者が出たようだ。首都圏に住む人たちは雪に不慣れなのである。

ところで、私は雪が降るとワクワクする。子供の頃からそうだ。雪に対して、苦労していないからであろう。雪国で育った知り合いに聞くと、雪を見ただけで気分が鬱になるそうだ。雪を見て喜ぶ人たちが信じられないという。

確かに生まれ育った場所によって感じ方は随分と違うだろう。ずっと首都圏に住んでいる私は、雪に対して雪だるまや雪合戦などのような楽しいイメージを持っている。それ以上に、雪の持っている美しさに惹かれている。それは、雪の白さが綺麗だというだけではなく、何よりも、雪の結晶の神秘性に感嘆の念の覚えるのである。

雪の降った次の日、日中の気温は摂氏10度ほどに上がった。屋根に積もった雪が溶けて地面に落ち、その地響きの大きさに驚いた。今度の雪はこれで終わり。首都圏の雪の寿命は短いのである。

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2001年01月10日

忙しさの功罪

最近、非常に忙しい。新世紀になって立て続けに学会発表やら研究のプレゼンテーションやらの予定が入って大変だ。

ところで、忙しさにはいくつか種類があると思う。本人に役立つ充実した忙しさ、本人には意味のない空しい忙しさ、自発的に行う積極的な忙しさ、人から言われて行う消極的な忙しさ、頭を使う忙しさ、機械的な忙しさ、などなど。そして、本当に忙しい場合もあれば、忙しいふりをしているだけの場合もある。

私については、今は本当に忙しく、どちらかと言えば頭を使う充実した忙しさだろう。しかし、充実しているとは言っても、それには体力が必要で、無理をすれば体を壊してしまう。実際に私も風邪を引いてしまった。何事も無理は禁物である。

さて、ほかにも忙しさと暇の相関や忙しさにおける相対的時間の推移など、いろいろと述べることはあったのだが、忙しいのでこの辺にしておく。

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2000年12月31日

20世紀最後の日

とうとう20世紀が終わる時が来た。2000年12月31日の日曜日。だからと言って、何がどう変わるわけでもないけれどね。

まさに、今日が20世紀最後の日なのだが、感慨のようなものはあまりない。それよりも、ノストラダムスが予言した恐怖の大王や2000年問題のあった1900年代最後の年の方が心に残っている。

恐怖の大王については、それが起こるとされた1999年夏よりも、私が子供だった頃の方が印象が強い。その当時、私は次のように考えていた。1999年まで生きていれば、それなりに人生を楽しんだはずで、もし世界が滅亡することになっても悔いはないに違いない、と。今から思うと滑稽だが、当時は真剣にそう思っていたのだ。もう一方の、2000年問題の方は、何も起こらなかったことが印象的だった。たくさんの人たちの努力によるものかもしれないが。

なんだか、20世紀最後の日らしからぬ話になってしまったが、取り立てて話すほどのこともないということは、それだけ今が平和なのだろう。だから、この平和が今後も続くように、今夜は「世紀越しうどん」(※)でも食って、明るい21世紀を迎えることにしよう。

※ 世紀の変わり目だから、年越しではなく世紀越しとしてみた。ところで、年越しといえば普通そばだが、私はうどんの方が好きなので、毎年うどんを食べている。

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2000年11月02日

姓と名の間には

最近、めっきりと冷え込んできた。霜月に入っては、寒くなるのも無理はないかな。寒くなれば、暖かい家でゆっくりとインターネットでもといった機会が増えるかもしれない。

インターネットと言えば、やはり欠かせないのが電子メールである。そして、電子メールには多くの場合、署名が付けられることだろう。私は以下のような署名を用いている。

-- 
□┐ 二木 紀行 
└┘ http://www.futatsugi.net/

私の場合、メールアカウントを複数持っているので、メールアドレスの部分については、受信者によって変更している。

で、ここで私が気にするのが、姓と名の間に空白を入れるかどうかである。上の署名では、空白を入れているが、実は私は空白を入れない方が好みである。文章中に出てくる名前に空白を入れるなど以ての外だし、姓名が単独で出てくる場合でも空白を入れない方がすっきりした感じがする。

では何故、署名では空白を入れているのか。それは姓と名のバランスの問題である。私の名字『二木』と名前『紀行』では、『二木』のほうが軽いのである。しかも姓と名を繋げると『木』と『紀』が隣り合うことになり、糸偏と並んで妙に窮屈に感じるのである。そこで、空白を入れるわけだが、実はこれだとすこし間が開き過ぎだとも思っている。もう少し狭めることができれば良いのだけど…。

二木紀行

『木』と『紀』の間がなんだか窮屈?

二木 紀行

ちょっと開きすぎ…かな?

決して、『二木』という名字にも、『紀行』という名前にも不満があるわけではないし、手書きであれば特に問題はないのだが、繋げて書いてもバランスの良い電子メールの署名にちょっとした憧れを持っているのも否めない。…以上、他人にはどうでも良いお話でした。

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2000年08月03日

電車が止まって思うこと

昨日の帰宅時に、事故で電車が止まってしまい大変であった。終電の2本前で帰ったのだが、途中の乗換駅で立ち往生である。他の電車に乗り換えて帰ろうかとも思ったのだが、既に終電の時間であり、どこもダメであった。仕方がないので動くまで待ち続け、結局、家に着いたのは午前2時である。

この時に考えたのだが、もし、このまま電車が動かずにいたときにはどうすれば良いか。仕事場の近くであれば、そこで過ごせば良いが、乗換駅ではそうも行かないだろう。

そこで、まず考えたのが、カプセルホテルである。まあ、一晩過ごすには妥当なところか。また、私は電車で読むための本をいつも持ち歩いているので、24時間営業の喫茶店で本を読んで過ごすのも良いかもしれない。他には、オールナイトの映画を上映している映画館に入るという選択もある。

他の人はどうするのだろうと気になってウェブで調べてみると、終電に乗り遅れたときにはマンガ喫茶に行くという人を見付けた。なるほど、マンガ喫茶か。私もマンガを読むのが好きな方なので、良いかもしれない。値段は380円? 一時間ごとに50円追加か。飲み物もセルフサービスで自由に飲める。思ったよりも安く済みそうだ。

などと、いろいろ考えもしたのだが、事故で電車が止まっても別ルートで帰れるような早い時間に帰宅することが一番だろう。

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2000年07月21日

冷たい夏

私は夏でもよく長袖を着ている。と言うのも、冷房のガンガン効いた涼しいと言うよりも寒いと表現した方が適切であるようなところが多いからである。電車や職場の冷房はきつすぎることが多いのである。

長袖はなかなか便利である。暑いときは袖を捲ればよいし、寒ければ元に戻せばよい。別に長袖でなくても、何か羽織るものを持ち歩けばよいのだろうが、いちいち持ち歩くのが面倒である。そこで、やっぱり長袖である。

暑い夏には冷房が欠かせないが、寒い冷房には長袖が欠かせないのである。

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2000年07月06日

最近、夕立に伴う雷が凄い。私の住んでいる近くでも落雷があり、それによって生じた火事により怪我人が出たそうだ。

しかし、雷鳴を聴き、稲光を見ると、何とも例えようのない自然の力強さを感ぜずにはいられない。人知を超えた壮大さがある。私が小学生の低学年の頃に見た、雷雲を駆け巡る稲妻は今でもはっきり覚えている。本当に幻想的であり、本物の竜の巣のようであった。

だから、私は雷のたびにワクワクした気持ちになるのである。不謹慎だと怒られるかもしれないが。

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