帰宅途中の電車で、40~50代ぐらいのサラリーマン風の男性二人が、電車の中吊り広告に載っていたソニーのPSXを見て、何やら驚いていた。
「ハードディスク250ギガだってよ。今のパソコンはすごいなぁ。」
「これ、パソコンじゃないみたいだよ。…DVD? DVDプレイヤー?」
「何だ、プレイステーションもできるってよ。ゲームもできるのか。」
「なんだかよくわからんなぁ。」
新聞なんかでも結構報道されているPSXでさえ、広く理解されるのは難しいようだ。PSXのことを、新しいゲーム機だと認識している人も多いらしい。新しいものを創造して、それを世に知らしめるというのは並大抵のことではないのだろう。
この随想録のトップページの左側に、なにやら怪しげなキャラクターが動いているのにお気付きだろう。これがハーボット(Harbot)だ。
以前から、いくつかのウェブサイトでこのハーボットを見かけていた。最初はなんだかわからず、どこかの広告バナーなのかと思っていたのだが、よくよく見てみると、そうでないことがわかった。ちょっとしたゲームもできる。興味を持ったので調べてみたところ、インターネットの小さな住人ハーボットであることを知ったのだ。
まあ、昔に流行ったたまごっちのインターネット版とでも言えばわかりやすいだろうか。正確にはちょっと違うのだが、小さなキャラクターが仮想空間で生活してると言う点では似ている。いろいろな機能も備えていて、アクセスカウンタやリンク機能、ゲームもある。とは言っても実用性から言えばほとんどないも同然なので、暇なときにボーっと眺めてやるのが本来のあり方だろう。
ハーボットはかまってやらないと寂しいようなので、もし良ければ相手になって欲しい。
「したり」という言葉がある。
先日、ある小説を読んでいたところ、「これはしたり」と出てきた。時々聞く言葉だが、どういうわけか妙な違和感を感じた。前々から思っていたのだが、どんなときにでも使えそうで、実際には使うのが難しい。
そこで、広辞苑で調べてみたところ、
1. うまくことが運んだ時に言う語。うまくやった。でかした。
2. 失敗した時に言う語。しまった。やりそこなった。
と出ていた。これで、これまでの違和感の原因がはっきりした。正反対の状況についてどちらでも使えるからだ。本当に言葉とは興味深い。
そういえば、「どうも」なんてのもいつでも使える言葉だね。節操がなくて面白い。
先日、著作権侵害でWinnyユーザが逮捕された。それ自体は良いことだと思うが、Winnyやそれに類似したツールを使っていない私にとっては、それほど強い印象はなかった。
では、なぜここに書き込んでいるのか。それはインターネットへのトラフィックが激減したからだ。ここ最近ずっと、午後10時過ぎから午前2時ごろまでネットワークのパケットロスがひどかった。大体20~30%ぐらいのロスを起こしていただろうか。それが、逮捕後はまったくと言っていいほどパケットロスが起こらなくなった。これはありがたい。
Winnyユーザ逮捕によるトラフィックの激減については、ちょっと探せばいろいろ出てくるので興味があれば調べてみると面白いかも。
因みに「みぃ」って名前は、十数年一緒に過ごした猫の名前から。老衰で眠るように亡くなったのは今でも鮮明に覚えている。
Posted by: Foota at 2003年12月16日 18:30