2004年09月22日

Echoo!

Echoo! (エコー!)とはこの指とまれ!が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)だ。最近になって私も入会してみた。では、SNSとは何か? Wikipediaの該当項目より引用した文章を以下に記す。

「友達の友達は皆友達だ」という考え方に基づき、人間関係の「つながり」を重視して趣味や嗜好、仕事関係、男女関係などを電子的に構築するサポートをするサービス。近年のインターネットの特徴でもある「匿名性」を排除し、紹介制を基本にすることで「信頼できる」「安心できる」コミュニティを提供することを第一の目標としている。

つまり、簡単に言えば知人・友人を把握・管理するためのシステムだ。

SNSはいわゆる出会い系サイトとも通じるところがあるように思われるかもしれないが、基本的には知り合いの紹介でしか入会できない仕組みを採用しており、また、知り合いによる評価が入ることもあり、現在のところはそれほど大きな問題はないようだ。実名を基本としていることもそれに貢献していると思う。

ここまでで、SNSの知人・友人に対するネットワークサービスについて説明してきたが、私は基本的にこの部分の機能をほとんど使っていない。つまり、知人・友人の登録をほとんどしていないのだ。登録するにしても、仮想世界ではなく、まずは現実世界の知り合いだけになるだろう。

では何のためにEchoo!に入会したのか。それは、細かなアクセス制限がかけられるウェブログにある。本人のみ・知人・友人・母校出身者・Echoo!会員・不特定多数など、公開する記事によって受信者を制限できる機能が非常に良い。もちろん、ウェブログに記事を公開するだけなら、この随想録でもいいのだが、アクセス制限ができないし、ここではジャンルを決めずある程度の内容の記事を書くと決めているので、気軽に短い文章を書けるウェブログが別に欲しかったのだ。そして、自分が興味を持っている科学をメインにしたわけだ。

科学随想録。科学に関するニュースや情報をメインに扱ったウェブログだ。興味を持った方は是非立ち寄って欲しい。

Posted by Foota at 17:49 | Comments (0)

2004年09月10日

無知は罪

無知は罪。無知から生まれる偏見。これは本当に悲しいことだと思う。自分の狭い世界がすべてだと妄信し、異質を排除しようとする愚かさ。これらは、ものを知らないことに起因する。

宗教は決して冒されてはならないものだと云う。だから異種の宗教が出会うとき、多くの忌まわしい争いが起きてきた。十字軍。異端審問。魔女狩り。もちろん、宗教に限ったことではない。文化や人種が違えば、その時点で人々は猜疑の目を向ける。何故か。そう、相手を理解していないからだ。

相手をよく知ることがこれらの解決手段となる。つまり、知るという行為はそれだけで平和に繋がるのだ。一定の理論に基づいて体系化された知識と方法、つまり学問を学ぶことは人類の義務でもあるのではないだろうか。

Posted by Foota at 01:10 | Comments (0)

2004年09月06日

アテネオリンピック

アテネオリンピックが終わった。私は4年前に「シドニーオリンピックの影で」という題で随想録を書いたのだが、それから何か変わったのか?

まず、今回の日本人選手の活躍には素直に拍手を送りたい。金メダル16個、総メダル数37個は本当に立派だと思う。まあ、その点についてはどのニュースサイトにも書かれていることであるし、ここではこれ以上あえて言わないでおこう。

他に気になった点がいくつかある。

まずは、ドーピング問題だ。今回のオリンピックでは過去最悪の24件のドーピングが摘発されたそうだ。何故ドーピングなどに手を染めるのだろうと思う。はっきり言ってそれでどんなに凄い記録を出したところで、まったくの無意味であることが理解できないほど愚かなのだろうか。虚偽の栄光にどれだけの価値があるのだろう。それでも、弱い心にはこの上なく愛しいものに映るのだろうか。しかし、それを手にした時点で、すべてにおいて負けているのだ。ハンマー投げ優勝者がドーピングにより金メダルを剥奪され、2位の室伏選手が繰上げで金メダルを受賞したわけだが、そのときの会見で「金メダルより重要なものがある」と語った。正にその通りだと思う。

また、4年前にも書いたことであるが、誤審問題がある。今回の柔道は前回の教訓もあってか、かなり審判員の質が向上したようだ。それにより、判定の正確さが上がった。しかし、他の競技では相変わらず誤審の問題があったようだ。体操などの得点ミスで、本当は優勝するはずだった選手が銀メダルになったり、レスリングの浜口選手の試合でも、得点の入れ違いなどあったりと、随分とずさんである。審判が選手たちのすべての努力を判断するということを肝に銘じてしっかりやって頂きたい。

最後に、私が今大会でメダルを贈りたいと思う選手は、マラソンで途中妨害にあったブラジル選手、デリマである。事件後の彼の振る舞いは本当に立派だったと思う。

Posted by Foota at 20:20 | Comments (0)