2001年01月01日

謹賀新世紀

21世紀、最初の日である。A Happy New Century!

ところで、新世紀に入って早々、コンピュータウイルス除去ソフトであるNorton AntiVirusをインストールした。まあ、なにもこんな時期に入れなくてもと思うのだが、被害にはいつ遭うかわからないのだから、節目のこの時期に入れるのも良いだろう。

実は、仕事場では、既にインストールしてあるのだが、幸いにしてまだ一度もウイルスに出会ったことはない。私もそれだけ用心しているのだ。例えば、メールで送られてきた実行ファイルはまず実行しないし、MS-Wordなどの文書ファイルも直接開かずに、バイナリエディタなどで中身を読む。また、信頼しているサイト以外からは、できるだけファイルのダウンロードはしない。このような努力があってウイルスの被害を免れてきたのだろう。

ところが、自宅ではそうもいかない。それは、PCを使用しているのが自分ひとりではないからだ。家族も同じPCを使用しているのだ。いくら自分が気をつけていても、ほかの人がウイルスを持ってきたら、それは防げない。そこで、ウイルス除去ソフトの導入を前々から考えていたわけだ。取り合えず、インストール時にはウイルスに感染していないようだった。

これから始まる21世紀、ますますコンピュータと深く関わっていくのだろうから、サイバーワールドで自分の身を守るちょっとした努力は欠かせない。この日記を読まれている皆さんも、お気をつけあれ。それでは、今世紀もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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2000年09月01日

PGPを使おう

PGPとは、"Pretty Good Privacy"を略したもので、Philip Zimmermann氏が開発した暗号化ソフトウェアである。その名の通り、プライバシーを保つために生み出された。

いきなりなんでこんなことを、と思われるかもしれないが、既に一般的に普及しているe-mailなど、ネットワークを介する情報のやり取りは、簡単に、他者に傍受されてしまうのだ。つまり、プライバシーの侵害が簡単に起こる。これを防ぐにはプライバシー保護について自覚する必要がある。

ところで、アメリカにはNSAという政府機関があるのだが、その中で「エシュロン」という通信傍受システムをさす組織がある。これは、いくつかの同盟国と共同で世界中のe-mailなどのネットワークを用いた情報を監視するシステムである。「えっ、まさか!」と思われるかもしれないが、事実この組織はかなり前から存在していたらしい。もっとも、実際に知られるようになったのはごく最近ではあるが。「エシュロン」は、テロリストなどが、国家などに危害を及ぼさないように、情報を監視しているのである。

別に、自分はそんな極秘文書を扱ったりしないし関係ないよと思っているかもしれないが、そうとも言ってられない事件が起きた。それは、先日のアメリカのある会社での大量解雇事件である。解雇の理由はe-mailの個人的な使用である。つまり、会社側では社員のメールの内容を勝手に閲覧していたのである。まあ、その会社にもいろいろ言い分があるかもしれないが、プライバシーが保護されていなかったことは否めない。

そこで、PGPを使って自分のメールなどの保護をしようということになる。PGPのサイトには、日本語サイトや本家本元の英語サイトなど複数あるが、英語を理解できるのなら、本家の英語サイトの方を見て欲しい。本家だけあり、更新がまめである。ここのサイトから、PGPのソフトウェアをダウンロードしてインストールすればよい(因みに現在の最新バージョンは6.5.8)。今のところ、PGP用のプラグインを備えたメールソフトは少ないが、例えば、マイクロソフトのOutlookなどにはPGP側でプラグインが用意されている。また、メールソフトが直接PGPをサポートしていなくても、文書の内容を手動で暗号化・復号したりできるので安心して欲しい。

というわけで、私としては、PGPをたくさんの人に使用してもらいたいのである。それに、一人で使っていても、暗号メールを出せないし、もらえないしで、つまらないからね(笑)。

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本文のURLは情報が古いので追加のURLを。

PGP User's Manual for Windows
http://www.cla-ri.net/pgp/

PGP 日本語版
http://www.hizlab.net/pgp/

Posted by: Foota at 2003年11月28日 11:13

2000年02月14日

WWWサーバ攻撃の果てに…?

先週の2月10日に、Vectorの作者ホームページのサイトに、Foota WWW Serviceを移転させた。これは、私の勤めている理研の研究室のWWWサーバが運用停止したからである。サーバ停止の理由は、中央省庁のWWWサイトが相次いでクラックされているせいだ。とはいっても、クラッカーにより研究室のWWWサーバが被害を受けたわけではなく、科学技術庁からのお達しで、すべての所外向けWWWサーバを停止せよとのことであるからだ。このことは、新聞にも載ったのでご存知の方も多いと思う。

しかし、WWWサーバを停止させるのは、それこそクラッカーたちの思うつぼであり、彼らは自分たちの力で停止に追い込んだとほくそえんでいることだろう。もっとも、納得のできる対策ができていないのであれば、サーバ停止はやむを得ないのかもしれない。

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