2002年12月31日

電子辞書

電子辞書を購入した。といっても、思いつきで衝動買いしたわけではなく、仕事柄、英語の文献を読んだり、論文を書いたりということが多く、分厚い辞書を引くのが大変であり、前々から欲しいと思っていたからだ。通勤時に持ち歩くのもままならない重量があるのでは、やはり対策を考えざるを得ない。

まず、電子辞書を購入するに当たって、現在、どんな機種があるのかを調べることから始めた。メーカーには、カシオ、キヤノン、セイコーインスツルメンツ、シャープ、ソニーなどがある。それぞれのメーカーで様々な電子辞書を販売している。辞書の種類も多様で、メーカーによって辞書にもいろいろと変化をつけている。最初に調べて思ったのは、どのメーカーから出ているものも、予想していたよりも小さくて軽くて薄くて、持ち運びにはまったく問題ないことだった。

では、私としてはどんな電子辞書が必要なのか。これが重要である。私は小説家ではないので、日本語の辞書は一般的なものが入っているものでよい。どのメーカーのものも広辞苑のような有名どころを押さえており、その点では問題がなさそうだ。やはり、重要なのは英語の辞書。できれば、語彙数が多いものが良いが、英文を書くときに例文などもたくさんあった方が都合がよい。そして、英英などもわかりやすいものを希望したい。最終的にカシオとセイコーの3機種にまで絞り込んだのだが、そこからちょっと迷った。できれば、実際の使用感や、入っている辞書の使い勝手も知りたいのだ。辞書については、Googleで検索して、辞書について解説しているいくつかのサイトを見つけたので、それを参考にさせてもらった。そして、電子辞書の使用感などを扱っているサイトを探してみたところ、Sekky's Website辞書関係コンテンツというページを見つけた。ここでは、電子辞書の使用感などが詳細に書かれていて、大変参考になった。電子辞書を探すならまずここを見ろ、というようなサイトであるらしい。

最終的に、セイコーのSR-T5000という機種に決まった。これは、今月発売されたばかりの新機種であり、自分の希望する内容と一致していたので、ちょうど良かった。これには、語法などに強いことで有名なジーニアス英和辞典(俗に言うG3)の上位版、ジーニアス英和大辞典(G大)が収録されており、英英では定評のあるオックスフォード現代英英辞典(OALD)の第6版が入っている。類語辞典にはコンサイスオックスフォード類語辞典(COT)を収録。日本語関係では、広辞苑・逆引き広辞苑、漢字源も入っている。これだけ入って、実売価格32,000円ならコストパフォーマンスもまあまあではないだろうか。何せG大だけで16,500円もするのだから。

まだ使い始めたばかりだが、大変便利である。こんなに便利なものなら、もっと早くに使っていればよかった。

ところで、今日は大晦日。今年最後の日である。それでは皆様、良いお年を。

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2002年12月17日

火事

先日、自宅の向かいの家が火事で全焼した。漏電が原因であったようだ。私のところは窓ガラス数枚にひびが入った程度で済んだが、もう少し火の手が激しかったら、どうなっていたかわからない。

火事はその日の午前中に起きたのだが、近くの電線が焼け落ち、夕方まで電気が使えなくて大変な思いをした。特に寒さが堪えた。私のところでは灯油が使えないので、暖を取るのに電気が必要不可欠なのだ。夜になっても電気が使えないようなら、実家に帰るつもりでいたが、何とかそれは免れた。

ところが、今度は電話が使えない。どうやら、電話線も火事でイカれたようで、まったく繋がらない。NTTにそのトラブルについて伝えようにも、電話が使えないと伝えようがない。PHSは持っていたが、そこからだと電話故障のためのサポートセンターには繋げないのだ。電話の故障のためのサポートにその故障した電話でないと繋げないとはなんとも間抜けだ。やはり携帯やPHSからも繋げられないと意味がないと思う。どうしても必要な場合は近くの公衆電話まで行く羽目になる。寒い中、そこまでして連絡したくもなかったので、しばらく待っていると、2時間ほどして電話が使えるようになった。

次の日、火事の現場を眺めてみたが、ほとんど跡形もなく燃え尽きていた。改めて、火事の恐ろしさを思い知った。

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