「♪てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ いつかの夢の 空のように 晴れたら金の鈴あげよう」
まだ8ヶ月の赤ん坊である私の娘のために、親が、由紀さおり・安田祥子の童謡集をプレゼントしてくれた。有難いことである。普段はあまり童謡を聴くことはないが、こうやってじっくり聴いてみると、なかなかいいものだ。心が安らぐ。
ところで、童謡の中にはハッと驚くような歌詞を見つけることもある。たとえば、冒頭にも出した「てるてる坊主」だ。これは誰でも知っている歌であるが、3番目の歌詞はご存知であろうか。
「♪てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ それでも曇って 泣いてたら そなたの首をチョン切るぞ」
チョン切るぞって…。完璧なアメとムチですな。
他には「山寺の和尚さん」がある。
「♪山寺の和尚さんが 鞠は蹴りたし鞠はなし 猫をかん袋に押し込んで ポンと蹴りゃ ニャンと鳴く ニャンがニャンと鳴く ヨイヨイ」
訳。山寺にいる和尚さんが鞠を蹴りたくなりましたが見当たらなかったので、猫を紙袋に入れて蹴りました。そしたら、猫がニャンニャン鳴いています。ああ、これは良いね。
…良くない。なんと言うか、動物虐待ですか?
童謡に限らず、昔話やマザーグースなどの童話にも残酷な表現は多く見られる。人間の残酷な面を変に隠すよりも教育的なのか。
Posted by Foota at 2002年04月10日 00:00