2000年08月16日

C#

最近、C#に興味がある。

C#とはマイクロソフトが提案するC++ライクのオブジェクト指向言語である。これはサンのJavaに対抗して開発された言語でもある。C#の#は++を二段に重ねたものだとか、+と+が重なったものだとか、C++の一段上という意味での#だとかいろいろ聞くが、どれが本当の由来なのかはよく知らない。

サンの開発したJavaは確かにオブジェクト指向言語としてなかなか良いものである。私もJavaが発表された直後に「これはいい!」と思いJDKをすぐにダウンロードしていろいろと遊んでみた。当時は発表された直後とあってJavaと言っても周りの人はほとんど関心を示さなかったのだが、しばらくしたら、こぞって取り上げ始めたのは皆さんがご承知の通りであろう。

しかし、サンがJavaを自分の手から離して標準化団体に完全に渡してしまうことを拒んでいる今の状況は良い状態とはいえない。それが商売敵であるマイクロソフトに好き勝手やらせないためだとしてもである。一方、マイクロソフトは標準化団体にC#を策定してもらおうと動いているようである。

やはり、コンピュータ言語自体は一私企業が握っているものよりも、ちゃんとした標準化団体が管理しているものの方がいい。だからと言って、JavaがC#に取って代わられてしまうのかといえばそれはわからないが。そう言えば、近いうちに情報処理技術者試験で用いられる言語にJavaが追加されるそうだ。これから見ても、急速に普及しているのがよくわかる。

私としては、企業などの思惑に左右されず、扱いやすくてパワフルなコンピュータ言語を使用していきたい。何だかんだ言っても、現状では、C++からはしばらく離れられそうにない。

Posted by Foota at 2000年08月16日 00:00
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