はじめに

最高の才覚は、事物の価値をよく知るところにある。 - La Rochefoucauld

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■C++からC#へ

C#は、「シー・シャープ」と読み、2000年になってマイクロソフトが提唱した、CとC++を元にしたシンプルなオブジェクト指向のコンピュータ言語です。C#の#の由来は、C++の一段階上だから、C++にさらに++を重ねたもの、C++の++をずらせて重ねると#になる、などいろいろ言われています。

C#は汎用のコンピュータ言語ですが、マイクロソフトが提唱した言語であり、C#の実行エンジンや多くのクラスライブラリなどを含んだ.NETプラットフォームにアクセスできます。

■C#言語研究講座における学習方法

このC#言語研究講座では、全体をいくつかの章で分け、その章についてもいくつかの節に分けて構成しています。そして、その節の中ではそれぞれのテーマにしたがって解説しています。

解説では、以下に示すようなプログラムリストを示し、それを中心に述べています。

List 0.1 プログラムリストの例

using System;

class Hello
{
  static void Main() {
    Console.WriteLine("Hello, world!");
  }
}

文章だけで述べるよりも、プログラムリストのような実例を数多く示すことによって理解を深めることが出来るでしょう。また、リストのタイトルはソースファイルにリンクされていますので、実際にコンパイルすることも簡単にできます。因みにソースファイルで使われている文字コードはUNICODEです。

また、解説ではしばしば囲み記事が出てきます。これはトピック的な内容などが主で、それまでの学習内容よりも少々高度な内容を含む場合があります。よりC#を理解したい方は読まれることを推奨します。

囲み記事の例

囲み記事ではC#に関するトピック的な内容を扱います。

このように、最初から順番に進むことでC#を理解できるような構成にしていますが、自分の苦手な分野から読まれても構わないでしょう。そして、わからない事や疑問に思ったことなどはソフトウェア開発掲示板の方にお気軽に書き込んでください。


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